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ステレオパンカーブの設定

SONARではパンの効き方を、6種類のカーブから選択することができます。これはモノラルのソースをステレオ（2ch）にどのように配分するかの設定です。

ステレオパンカーブの変更方法

1.	編集｜環境設定｜オーディオ｜デバイスの設定を選択します。

2.	ステレオパンニング設定からカーブを選びます。

（デフォルト）0 dB center, sin/cos taper, constant power：センターでは0dB（原音と同じレベル）の信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは+3dBになります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。

-3dB center, sin/cos taper, constant power：センターでは-3dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは0dB（原音と同じレベル）になります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。

0dB center, square-root taper, constant power：センターでは0dB（原音と同じレベル）の信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは+3dBになります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。

-3dB center, square root taper, constant power：センターでは-3dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは0dB（原音と同じレベル）になります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。

-6dB center, linear taper：センターでは-6dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは0dB（原音と同じレベル）になります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。

0dB center, balance control：センターでは0dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切っても、一方のチャンネルは0dBのままです。

3.	OKをクリックします。

パンニング設定互換モード

浮動小数点数または24ビットオーディオを含むデフォルト以外のパンニング設定を使用する場合、以前のSONARでは、パンニング設定を2回適用していました。1回はクリップレベルで、もう1回はトラックレベルです。

SONAR 8.5.2以降では、パンニング設定はトラックレベルで1回だけ、モノトラックについてのみ適用されます。すべてのクリップのパンエンベロープは引き続き機能しますが、バランスコントロールとして厳密に動作します。

初期設定以外（0dB center sin/costape以外）のパンニング設定を使用する既存のプロジェクトがある場合、SONAR X3ではミックスの音が大きくなります。以前のバージョンのSONARでミキシングされたプロジェクトとの下位互換性を保つために、Aud.iniで以下の変数を使用してパンニング設定互換モードを設定できます。

PanLawCompatMode=<0または1>（デフォルト=0）

この変数は[Wave]セクションに記述します。たとえば、次のように設定します。

[Wave]

PanLawCompatMode=1

この値が0の場合（デフォルト）、デフォルト以外のパンニング設定はクリップレベルでは適用されません。クリップのパンエンベロープは、常に0dB center sin/cos taper設定を使用します。

この値が1の場合、パンニング設定はクリップレベルでも適用されます。初期設定以外のパンニング設定を使用するSONAR X3以前のプロジェクトとの下位互換性を維持する必要がある場合を除いて、この値を使用することはお勧めできません。